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【窓ハルカ】俗の金字塔【漫画紹介】

投稿日:2017年5月16日 更新日:

僕がこの漫画を知ったきっかけは、ツイッターで流れてきた他人の呟きだった。それは、この作品ではなく、同著者の別の作品の画像が貼られたツイートだったけど、そのツイートは僕の財布に楔を打ち込んだ。

「この人の作品面白いなぁ」

僕は飽きっぽいので、そういった楔はちょくちょく刺さったまま忘れ去られることも多く、この楔も仲間入りをしそうだったけど、ふとアマゾンの欲しいものリストを眺めていたら、中にツイートされていた作品とこの作品の二つがあるのを見つけて、余っていたギフト券の残高で購入した。欲しいものリストにぶち込んでおいた当時の自分、グッジョブ。好奇心という楔は、時間をかけて僕の財布を突破することに成功したのだ。

そんなどうでもいい導入を入れつつ、今回は窓ハルカ先生の「俗の金字塔」について書いていきます。本当は「もう一つの作品」が僕にとっての本命だったけど、そっちの話はまた次回にします。どっちも面白かった。

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紹介文

容姿端麗な変わり者ゆかりと、その恋人の野中雪夜、
野中への恋路の途中でゆかりへと心変わりした後輩女子の美咲。
不思議な三角関係を軸に、意表をつく展開をみせる表題作「俗の金字塔」ほか、過激で繊細な物語8編。
モラルはないけど愛がある。読むと不思議と元気が出てくる、毒のような薬。
同人誌イベントに参加し、知る人ぞ知る異色漫画家として活躍してきた窓ハルカ待望の初単行本。

《収録作品》
●俗の金字塔
●隣人は住んでいる
●テポドン
●豚の夏焼き
●パート・タイマー
●どっきん♥ラブぽいずん
●白鳥鍋
●吹雪と親子
●著者による作品解説

感想

漫画の帯で「知る人ぞ知る異色漫画家」と紹介されていた。所謂カルトスターということだろう。僕は知る人ではなかったので先生を存じ上げていないし、作品についても見たことがない。俗の金字塔が僕の窓ハルカデビューになったということだ。とりあえず、このデビューは幸福なものだった。面白い、そして見たことがない作風にのめり込み、僕はあっさりと窓ハルカ先生のファンになった。

そして、この面白さはもっと知られるべきだと思い、こうして記事を書くことにした。と、同時に、この作風はかなり人を選ぶと思うので、そのことについても話していきたい。

この作品は短編集となっていて、窓ハルカ先生の書いた8つのタイトル(内2つは1話完結ではなく数話収録)が集まっている。多くはラブコメで、人と人との繋がりが描かれている。なんて、月並みな要素だけを書けば極めて真っ当な本に思えるけど、とんでもない。そのテーマの書き方が異質すぎるのだ。

これらの作品に出てくるキャラクターは大半が「ダメ人間」で、事あるごとに「童貞」と「男根」と「性交」が登場し、予想などしようもない展開が繰り広げられる。そもそも、この短編集のタイトルにもなっているメイン作品「俗の金字塔」からして、肛門を弄られるのが好きな男子高校生を中心としたラブコメディなのだから、これまで自分が色々な漫画を読んできて培ってきたセオリーなど通用しようもない。

他にも、「お互いをパイパンにするアラサーのレズカップルとそれを覗き見る動画投稿者」や、「なまはげのお面を被るオオカミを追って非童貞を食らうなまはげの少女と出会う双子の兄弟」など、自分で説明してて笑ってしまうほどカオスな世界観が平然と描かれている。それらは全て異様なスピード感で描かれていて、高速で放たれる理解不能な展開と乾いた下ネタに、気づけばあっという間に読破してしまう魔力がある。その魔力に魅入られてしまった人には、二度と忘れられない一冊になるはず。ただし、その無法っぷりを受け入れられるかどうかは、あなた次第。下ネタ尽くしのギャグと癖のある絵柄を受け入れられたなら、あとは一頻り笑うのみだ。

とまぁ、下衆な要素がこれでもかと詰め込まれていながら、読んでいて不快感が無いのは、登場人物が皆「純粋」だからでしょうか。可笑しくて、馬鹿馬鹿しくて、でもなんだか幸せそうな人々の姿が、ちょっぴり羨ましい気もする。

この作風はそのまま「もう一つの作品」でも見られるので、俗の金字塔を楽しく読めた人は是非そっちも見てみてくださいね。癖になること間違いなしです。

制作

著者
窓ハルカ
ツイッター→https://twitter.com/madoharu

出版
株式会社 リイド社
公式サイト→https://www.leed.co.jp/

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